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【マズイ、感じ悪い、高い】パリのレストランについて解説。ピカーのレトルト商品食べる方がマシ。

更新日:8月9日


まず、自己紹介から。


四半世紀以上パリに住んでいます。


パリのレストランでウエイターの仕事経験もあります。


パリでは庶民レベルの街のレストランから5つ星ホテルのレストラン、ミシュランの星付きのレストランとかも行きました。


どこのレストランとは言えませんが本当にレベルが低いです。


もちろんパリにも素晴らしいクオリティのレストランもありますが、絶対数に対してほんの僅かです。


そのおかげで料理の腕が上がるざるを得ませんでした。笑


あと、ピカールのレトルト商品食べる方がマシ。


ちなみにピカールとはフランスの冷凍食品ブランドです。

では、パリのレストランは


  1. なぜマズイ?

  2. なぜ感じが悪い?

  3. なぜ高い?


について、それぞれ見ていきましょう!

なぜ、マズイ?


  1. 半分以上のレストランは業者から仕入れた、食品を提供している

  2. やる気がない

  3. 厨房(台所)が小さい


からです。


半分以上のレストランは業者から仕入れた、食品を提供しているから。

パリの半分以上のレストランは、業者から仕入れた食品をチンして提供している。


まあ、不味くはないですが美味しい!って感じでもない。

やる気がないから

フランス人にとってお客様はただの財布(お金)です。


“ 金だけよこせ! “ という考え方です。


そして、フランス人は日本人と違い


労働に価値を見出してません。


日本では労働は価値がありますが、フランスではその逆なのです。


なので、なるべく楽に楽に仕事をしようと考えるので、料理も適当なのです。


日本なら


『トンカツは沖縄の黒豚使ってますよ〜!』とか『このカキフライは播磨灘のですよ〜!』とか『生ウニです。』


とかセールスポイントがありますよね。

でも、パリでは『このレストランのフライドポテトは自家製ですよ〜。』とか『うちの牛肉は国産(リモージュ産)ですよ〜。』くらいしか言えないレベルなのです。


パリのレストランで


Frites faits maison.(自家製のフライドポテトです)


とメニューに書いてあったら、レベルの低いレストランです。


厨房(台所)が猫の額のように小さい。

今までに見た1番小さいパリの台所はタタミ1畳ほどです。


それに比べてイタリアのローマではワンルームマンション並みの大きさ。


小さすぎる台所で何ができましょうか?


そう言うところに限って、メニューの種類が豊富すぎると、業者で買ったレトルトをチンしたのが一目瞭然です。


なぜ感じが悪い?

では、なぜフランスのレストラン(カフェ)は感じが悪いのでしょうか?


それは従業員が不幸だからです。


その一言に尽きます。


働きたくないのです。


なのでアジア系の観光客はお金を持ってると思われますので、嫉妬の対象になります。


特にブランド物の鞄とか服を着ていると、自分たちが惨めに感じられ、客として接するのを拒否するのです。


そして、白人の客と区別(差別)して、わざとトイレの横とかの席を薦めたりします。


つまり、客に対するリスペクトがありません。

その例がパリ(フランス)のレストランやカフェの入り口で従業員がタバコをすかしている事実です。


入りたい(入ろう)としているレストラン(カフェ)の入り口でデカい態度でタバコを吸っている場合、あなたは入りたいですか?


僕なら『偉そうにタバコ吸いやがって!態度でかい奴ら。しかも、香害(公害)。』と思います。


ローマでは見られない光景です。(ローマのフランス料理のレストランでは見られるので皮肉ですが、、、)


ちょっと待てよ?お金さえあれば良いサービスと美味しいものが得られるのでは?

高いレストランに行けば、おいしくて最低限のサービスが受けられると思う人もいるかも知れません。


それはある程度までは事実です。


でも、高級レストランも問題が多いです。


働いてる人たちがスタージュ(研修)で入った若い人たち。


それ故、経験が浅いので感じは良いが、使えない、、、。(役立たず)


そして、一番の問題はターンオーバーです!


ターンオーバーとは従業員の人事異動のことです。


昨日のウェイターは明日、辞めてるといった状況です。笑


もしくは高いレストランゆえの鼻持ちならない態度のウェイター(ウェイトレス)も多いのです。


この点はパリのハイブランドの販売員と同じですね。


パリの販売員については、下の記事で詳しく説明しています。⬇️



なぜ高い?


なぜパリのレストラン(カフェ)は高いのでしょうか?


それをフランス人達に聞くと次のような答えが返ってきます。


  1. 家賃が高いから

  2. 仕入れの食材費が高いから

  3. 電気代が高いから

  4. 人件費が高いから


などです。

家賃が高いから

これには同情しますし、事実です、、、。


ただ、東京の家賃は?ニューヨークの家賃は?って思うと納得いきませんが、まあ、取り敢えず、一理はあるでしょう。


仕入れの食材費が高いから

これも事実です。


食材が恐ろしいほど高いのです。


なので、レストラン(カフェ)の中にはレモンのスライスを別売にして、一切れ0,50〜

0,70ユーロ(2024年のレートで85〜120円)でお金を取るところもあります。

よく、欧米の観光客が日本のレストランの突き出しを誠実じゃないとか、ぼってるとか言いますけど、レモン一切れで85〜120円を取る根性の方が腐っていると思います。


電気代が高いから

これも事実です。


これは本当に深刻で、ピザ屋が特に被害を被っています。

人件費が高いから

これは最も、深刻な事実です。


人手不足ですが、一度、従業員を雇ってしまうとクビにできません。


1人従業員を雇うと社会保障費がたくさん、かかるのです。


ましてやフランスでは被雇用者の立場が日本と比べ物にならないくらい、守られてますので。


ですのでパリの飲食関係の被雇用者は契約なしで働く人達も多いのです。


最後に【朗報】コロナ禍の後、パリのレストランの質が改善!

コロナ禍は悪いことがたくさんありました。


でも、そのおかげでパリ(フランス)の飲食業界の質が良くなりました。


以前はパリのレストラン(カフェ)は客を客として扱わず、法外な値段をつけまくりました。


でも、コロナ禍でそのシステムがバブルのように崩れ去りました。


なぜなら今までどんな悪いサービスで法外な値段でも来ていた観光客や一般のフランス人がいなくなったからです。


そして、コロナ禍後のフランス人のレストラン離れもレストラン業界に影響を与えました。


おかげでウェイター(ウェイトレス)も営業的になり(感じが良くなり)、何より、メニューの価格が安くなったのです。


 

最後に


以上が【マズイ、感じ悪い、高い】パリのレストランについて解説でした!


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