まず、僕の自己紹介から。(詳しい自己紹介はこちらから!)
フランスのパリ在住四半世紀以上
ローマが大好きで毎年、夏はローマ滞在
将来はパリ脱出、ローマ移住を夢見るオッサン
パリとローマを常に比較する神経症
です。
【ローマ料理】コーダ・アッラ・ヴァッチナーラ(Coda Alla Vaccinara )とは
テスタッチョの屠殺場の誕生と共に生まれた料理
牛テールのトマト煮込み料理(主にトマトとセロリ、そしてカカオパウダー)
実は近代料理(1890年以降)
クイント・クアルトの料理
ローマ下町料理
です。
①コーダ・アッラ・ヴァッチナーラはテスタッチョの屠畜場の誕生と共に生まれた料理
1890年に”ローマの台所”と呼ばれるテスタッチョ地区に屠畜場(とちくじょう:Mattatoio di Testaccio)ができました。
その誕生の日からコーダ・アッラ・ヴァッチナーラは文献に確認されています。
②コーダ・アッラ・ヴァッチナーラは牛テールのトマト煮込み料理
トマトとセロリを中心に様々な野菜と調理されます。
そして、隠し味はカカオパウダーです。
さて、テスタッチョ地区に屠畜場で働いていたヴァチナリvaccinari(皮剥職人) の給料の一部がオックステール(コーダCoda)でした。
コーダ・アッラ・ヴァッチナーラはヴァチナリvaccinari(皮剥職人)の妻たちやオステリアによってレシピで発明されました。
オステリア(Osteria)とは:古くはワインと簡単な料理を提供する料理屋の意味
③コーダ・アッラ・ヴァッチナーラは実は近代料理
1890年に出来たテスタッチョ地区の屠畜場(とちくじょう:Mattatoio di Testaccio)が出来た時期なので、歴史の浅い料理なんです!
④コーダ・アッラ・ヴァッチナーラはクイント・クアルトの料理
クイント・クアルト(Quinto quarto)とは 肉の屠殺場で捨てられる内臓の部位です。
クイントは” 5つ目の” という意味ですが、要らない(商品にならない)内臓の部分の意味です。
尾は内臓と見なされました。
それは子牛もしくは牛のオックステールです。
【ローマ料理】コーダ・アッラ・ヴァッチナーラはローマの台所のテスタッチョ地区の歴史が産んだすばらしい郷土料理なのです!
最後に
以上が【ローマ料理】 コーダ・アッラ・ヴァッチナーラ (Coda Alla Vaccinara )でした!
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