【パリ18区の治安】7年住んだ体験談と危険なエリアをメトロごとに解説
- スーパーエイジ
- 2024年8月22日
- 読了時間: 8分
更新日:3月24日
パリに四半世紀以上住んでいるエイジです!(自己紹介はこちらから)
90年代後半から2000年前半にブランシュ(Blache)に1年間、ギ・モケ(GuyMoquet)とランマーク・コーランクール(Lamarck Caulaincourt)の近くに6年ほど住みました。
なので18区は計7年住んだことになります。
パリの治安の悪い地区の代名詞の様な18区。
長年、住んだ地区なので時々、友達に会いに行ったりする地区です。

もくじ
パリ18区の治安が悪い理由
パリ18区の雰囲気
パリ18区のメトロ駅ごとの治安(Blanche、Pigalle、Anvers、Barbès Rochechouart、Abbesses、Lamarck Caulaincourt、La Fourche 、Guy Môquet、Porte de Saint Ouen、La Chapelle、Stalingrad、Château-Rouge)
パリ・オリンピック以降のパリ18区の治安
18区に住みたい方へ
最後に
パリ18区の治安が悪い理由

なぜパリ18区の治安は悪い?
それは
北はパリ郊外のサン=トゥアン (Saint-Ouen-sur-Seine)
東は治安の悪さで天下一品の19区に隣接
治安の悪いメトロの2番線が18区の南を走っている(まさに9区と18区の境界線上)
移民が多い
からです。
これ以上の最悪の環境はあるでしょうか?
スリ、犯罪者などのスタンバイオッケー状態ですね。笑
パリ治安悪い区は18区、19区、20区が代表格なので。
19区について記事とYoutube動画です!⬇️

サン・トゥアン、 (Saint-Ouen-sur-Seine)はクリニャンクールの蚤の市で有名な治安の悪い地区
あと、18区のバルベス・ロッシュシュアール駅(Barbès Rochechouart)と、これまた治安の悪い北駅(Gare du Nord)とは歩いて10分くらいの距離で姉妹のようです。笑
パリの北駅の治安の体験談について記事にしました!⬇️
パリ18区の雰囲気
住民はマグレブ系、アフリカ系、インド系の移民が多く、アジア勢(ヴェトナム、中国)が少々といった感じです。
なので移民の街といった雰囲気です。
白人のフランス人もいますが少ないです。
バルベス駅、シャトー・ルージュ駅界隈などはフランスというよりはアフリカです。
そして、移民同士の仲も良くないと思います。
悪くはないかもしれないけど、水と油で混ざり合わない。
例えばバーやカフェにいくと地元民の人間関係が垣間見れます。
18区は僕の個人的見解ですが『人種のるつぼ』のような感じです。
13区のチャイナタウンなどはアラブ系、中国系の移民たちは仲良くやってる雰囲気ですが18区ではその逆の印象です。

パリ18区のメトロ駅ごとの治安

ブランシュ(Blanche)駅の治安
危険度 ⭐️⭐️⭐️⭐️
実際にパリ18区のブランシュ駅に住んでましたが治安は悪かったです。
具体的には不良グループ、ディーラーとかの問題です。
生活レベルではカフェ(バー)の人たちとかガラが悪いですし、サービスも最悪で感じも悪いです。
ブランシュの治安について記事にしました!⬇️
こちらはブランシュでした恐怖体験を記事にしました!⬇️
映画『アメリー・プーラン』の影響でこの駅の近くにあるルピック通り(Rue Lepic)は有名になりました。
そして、今は可愛い『エミリーパリに行く』の世界に様変わり。
ピガール(Pigalle)駅の治安
危険度 ⭐️⭐️⭐️⭐️
Pigalle駅、つまりピガール駅。

ピガールはセックスショップとかぼったくりバーがあります。(現在ではその数も少なくなりましたが)
一回、夜にクリシー通りを歩いてたらアラブ系の男にいきなり肩を組まれてぼったくり系バーに引きずられて行かれそうになりました。
クリシー通りの中央(公園のスペース)はドラッグディーラーがいて感じ悪いです(被害にはあわないけど)
最近は綺麗になり、それも減ったような感です。
アンヴェール(Anvers)駅の治安
危険度 ⭐️⭐️⭐️
Anvers駅、つまりアンヴェール駅。

オンヴェールはピガールの次の駅ですがスリが多いです。
なんせ観光客でごった返す駅ですので。
観光客はここで降りてサクレクールに向かいます
サクレクールに向かう道がステンケルク通り(Rue de Steinkerque)ですが、ここでは賭博を道でやってます。
やった事はないですが、サクラっぽい人がその場を盛り上げています。
日本人観光客の皆さんはきっと関わりがないでしょうけど。
あと、この駅からマルシェ・サン・ピエールへのエリアは布屋の問屋街みたいなところがありますが、夜は寂しく人が通らないので気をつけてください。
サクレ・クール寺院から近いですので迷い込まないようにしてください。
バルベス・ロシュシュアール(Barbès Rochechouart)駅の治安
危険度 ⭐️⭐️⭐️
Barbès Rochechouart駅、つまりバルベス・ロシュシュアール駅。

バルベス・ロシュシュアール、日本人の間ではバルベスと呼ばれています。
ここではアフリカの民族衣装に身をまとったパリジェンヌが時々、見られます。
バルベス駅を出ると、駅前にアフリカ系の人がタバコの箱を売ってきます。
非喫煙者なので縁がないですが、何が入ってるんだろう?と思います。
マルシェ・バルベス(Marché Barbès)ではスリに注意

18区の日本人の友達の話です。
彼女はマルシェ・バルベス(Marché Barbès)へ、よく行きます。
ある日、いつも通り買い物をしてるとスリの被害に遭いました。
ワンピースで行き、ワンピースのポケットに入れてたアイフォンをマグレブ系のスリに取られそうになりました。
スリに取られた瞬間に私服警察が現行犯逮捕しましたが、結局、彼女も供述で警察署に行く羽目になって1日を警察署で過ごしました。汗
マルシェは蚤の市に比べたらスリは少ない方ですが、確実にいるんだなと感じた出来事でした。
アベス(Abbesses)駅の治安
危険度 ⭐️⭐️⭐️⭐️
Abbesses駅、つまりアベス駅。

ここはかわいくて賑やかで安全そうですが、メトロのある広場によく不良グループがいました。
最近はみかけません。
一回、ここを友達とオープンカーで通ったら、不良グループに爆竹を投げつけられて怖い思いをしました。
ラマルク・コーランクール(Lamarck Caulaincourt)駅の治安
危険度 ⭐️⭐️
Lamarck Caulaincourt駅、つまりラマルク・コーランクール駅。

この駅の周辺はブルジョワ地区です。
なので治安の悪い18区なのにガラッと雰囲気が変わります。
比較的、安全だとおもいます。
映画関係者がすむセレブな地区です。
オスマン建築の美しい16区の様な通りもあります。
ただ、この周りは危ないですのでご注意ください。
ラ・フルシュ(La Fourche) 駅
ポルト・ドゥ・サントゥアン(Porte de Saint Ouen)駅
の治安
危険度 ⭐️⭐️⭐️
La Fourche駅 、Porte de Saint Ouen駅、つまりラ・フルシュ駅、ポルト・ドゥ・サントゥアン駅。
ラ・フルシュ(La Fourche)もポルト・ドゥ・サントゥアン(Porte de Saint Ouen)も寂しい感じのところです。
何もありません。
まあ、夜以外は安全そうですが、、、
日本人の友達が住んでますが、殺風景ですね。
ギィ・モケ(Guy Môquet)駅の治安
危険度 ⭐️⭐️
Guy Môquet駅、つまりギィ・モケ駅。

ギィ・モケはお店とか沢山あって便利で活気のある地区です。
治安は安全な方だと思います。
やはり人通りのある地区が安全だろうと思います。
近くに住んでいたので言えますが、移民たちが真面目に働く街という印象です。
スターリングラード(Stalingrad)駅の治安
危険度 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
Stalingrad駅、つまりスターリングラード駅。

都市伝説かもしれませんが、『スターリングラードは夜の8時以降は警察がいなくなる』らしいです。
スターリングラードの運河ぞいは麻薬ディーラーとラリってる人が多いので近づきません。
スターリングラードは18区と19区の丁度、境界線上にある駅です。
人通りは多いですが、気がついたら誰もいなくなった感じの地区です。
危険なので気をつけください。
プラス・ド・クリシー(Place de Clichy)駅の治安
危険度 ⭐️⭐️⭐️
Place de Clichy駅、つまりプラス・ド・クリシー駅。
プラス・ド・クリシーは不良グループが沢山いて治安が悪いと言われますが、映画館やレストランで賑わう活気のある地区です。
人通りが多いので安全だと思います。
ただ大晦日の夜は治安が悪くなります。
不良たちがクリシー広場の車の上に乗って踊って、ふざけたりするのを実際に見ました。
僕の乗ってる車の真横の車でしたので怖くて仕方がなかったです。
モンマルトル墓地の周囲の治安
危険度 ⭐️⭐️⭐️
ここはメトロではありませんが危険な通りがあるのでご注意ください。
実例:夜中に日本人の友達とフェット(パーテイー)にギモケ駅から歩く。
具体的にいうとバリエール・ブランシュ通り(Rue de la Barrière Blanche)です。
この通りは一方がモンマルトル墓地、その反対が閑静な住宅街なんですが、夜はとても寂しい雰囲気ですので。
日本人の女友達はマグレブ系の男性につきまさされて怖い思いをいました。
モンマルトル墓地を囲む壁がちょうど行き止まり状態にさせますので尚更。
パリ・オリンピック以降のパリ18区の治安

パリ市長イダルゴの率いるパリは美しく様変わりしました。
そのおかげで18区も綺麗に様変わりしました。
街がきれいに変わると治安も良くなると思います。
悪は醜を好み、美は悪(犯罪)を追放する
は事実だと思います。
例えば、クリシー通りは治安が良くなったとピガール駅に住んでいる友人たちは言っています。
あそこも綺麗に整備されましたので。
18区に住みたい方へ

パリの18区は治安が悪いですが、チャラチャラした格好(貴金属、ブランド物)をしない人は問題なく住めると思います。
僕はチャラチャラした格好をするので、カバンをナイフで切られるなどの嫌な目に遭いました。
チャラチャラしたパリジェンヌもバスの中で被害に遭うのを見てきました。
質素な服装の人なら大丈夫です。
でも、僕は18区は人にはすすめません。
お金が許すのであれば16、17区とか左岸に住む方が安全だと思います。(特に女性の場合)
18区には日本人が沢山住んでいる
何か惹かれるものがあるのかもしれません。
最後に
以上が【パリ18区の治安】6年住んだ体験談:やっぱりパリ18区は治安が悪かった!でした!
18区と真逆の16区の治安について記事にしました!⬇️
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