四半世紀以上パリ在住のエイジです!(自己紹介はこちらから)
ローマには毎年、夏に1ヶ月から3ヶ月ほど滞在します。
と言いますのも、老後はローマと決めているからです。
そしてイタリアが大好きです!
この記事は
20年ほどローマにハマって、実際に毎夏1ヶ月から多いときは3ヶ月ローマを見た僕の考え
僕のローマっ子の友達、知り合いの考え
をまとめたものです。
僕の交流のあるローマっ子の貴族、メルカート(市場)の八百屋のおばちゃん、ローマの胃袋と呼ばれるテスタッチョ地区の友達、行きつけの庶民地区トラステヴェレのレストランのウェイトレスなどを指します。
ティラミスとは
目次
ティラミスの材料と作り方
ティラミスの歴史
ティラミスの種類
悪魔に魂を売ったティラミスとは
ティラミス(Tiramisù)の材料と作り方
ティラミス(Tiramisù)の材料、つまり、ティラミスのレシピは
エスプレッソ
ビスコッティ・サヴォイアルディ(サヴォイアのフィンガービスケット)
ザバイオーネ・クリーム(マスカルポーネチーズ)
ココアパウダー(チョコパウダー)
です。♬
一言でいうならビターな大人の味のドルチェです。
コーヒーが苦手、嫌いな人は避けた方がいいでしょう。
写真の様にエスプレッソを染み込ませたビスコッティ(フィンガービスケット)にザバイオーネ・クリーム(マスカルポーネチーズ主流の)を流し込む、その工程を2、3回繰り返してできたものです。
スポンジ、クリーム、スポンジ、クリームの工程を繰り返す、ケーキと同じ要領ですね。
それをカットして上の写真のように盛るわけです。
ビスコッティ(フィンガービスケット)はエスプレッソを染み込んでいる
なので失敗作のティラミスはビスコッティがドロドロです。
簡単そうに見えて作るのが難しいドルチェだと思います。
ティラミスの歴史
ある説によると、1970年代、もしくは1980年代、もしくはそれ以前の1950年代。
つまり、その起源が謎のドルチェ(デザート)のティラミス。
ミステリアスなな歴史を持つティラミスは一説にはトレヴィーゾのレストランで発明されたとか、、、
とりあえず、共通してるのは北イタリア発祥のデザートです。
一説には
ヴェネト州のトレヴィーゾ(Treviso)
そして、フリウリ・ベネチア・ジュリア州 (Friuli-Venezia Giulia)
の起源だそうです。
ティラミスの種類
大きく分けて2種類
①下の写真の様にカットされたタイプ
つまり、長方形(もしくは何でもいい)のトレーや皿で作られて、カットして皿に盛り付けるティラミス。
②下の写真の様にマスカルポーネが沢山の小瓶に入ったタイプ
です。🎵
どのタイプも味は主観的です。
巷のティラミスのレシピも多種多様。
①のようなしっかりとビスコッティ(スポンジケーキみたいな食感)とザバイオーネ・クリーム(マスカルポーネチーズ主流)の複数の層とたっぷりのカカオパウダーのかかったバランスの取れたタイプが好きな人もいれば、②の様にザバイオーネ・クリーム(マスカルポーネチーズ主流)がたっぷりのタイプを好きな人。
ザバイオーネ・クリーム(マスカルポーネチーズ主流)に木苺ソースを足したり、いろいろあります。
悪魔に魂を売ったティラミスとは
写真のようにマスカーポンまみれのティラミスです。
つまり、タイプ2のティラミス。
これならまだマシですが、カカオパウダーの殆ど無いのも見かけます。
具体的にいうと
ザバイオーネ・クリーム(マスカルポーネチーズ主流)が8割以上のティラミス
ビスコッティがエスプレッソでドロドロ(小さな瓶に入ってるため、客はヨーグルト感覚で美味しいと感じる)のティラミス
レストランによってはカカオパウダーが全くまぶされていないのティラミス
を指します。
なぜ、悪魔に魂を売ったティラミスかと言うと
ケーキの様に何層もスポンジ、クリーム、スポンジ、クリームの工程を繰り返すティラミスは手間がかかるのに対し、小瓶のタイプのティラミスはサクッと作れて、しかも、高いカカオパウダーを節約(出し惜しみ)できるからです。
もちろん②のタイプのティラミスも美味しいでしょう。
でも、ローマのレストランのティラミスのほとんどが②のタイプ。
そこにレストラン側の手を抜きたい魂胆が見えてきませんか?
僕の行きつけのレストランのウェイトレスはハッキリと『私たちのレストランでは伝統的なレシピで手間をかけてティラミスを作っています。』と言っています。
とりあえずビスコッティがドロドロは気持ち悪いですね、、、。
ちなみにパリのティラミスの99,99%は手抜きのカカオパウダーの殆ど、かかっていないクリーム色のティラミスです。笑
最後に
以上がティラミスとは?実は絶滅危惧種のデザート。そして悪魔に魂を売ったティラミスとは。でした!
日々、イタリアの各都市のティラミスに思いを馳せてますので、将来的にはイタリアの都市ごとのティラミスについての記事を書こうと思います。(いつになるかは分からない)笑
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