四半世紀以上パリ在住のエイジです!(詳しい自己紹介はこちらから)
ハイブランド(少し中堅クラス、ローブランドもほんの少し)でパリの販売経験が16年ほどあります。
パリの販売現場はインターナショナルな魑魅魍魎な地獄図です。
コンテンツ
90年代のパリ(日本人バブル)
2000年代から2010年代のパリ(日本人バブル崩壊)
2010年代から2016年のパリ(中国人バブル)
2016年から2024年現在のパリ(中国人バブル崩壊とインド時代の胎動を感じるわ)
注:これから展開する理論は筆者の人生経験から得たものです。
90年代のパリ(日本人バブル)
90年代のパリは日本人バブル期絶頂期でした。
80年代の方がもっと、凄かったのでしょうが最後の盛大な花火の様な感じでした。
僕はその時期に某ハイブランドの日本人対応の販売員として働きました。
社会人になる前のパリ留学時代もバブリーで周りは『暇だから留学』みたいなノリの人も沢山いました。
知り合いの日本人販売員は、彼の働くハイブランドの売り上げの4分の1は日本人とも。
でも、2008年に会社を辞めると同時に日本人はいなくなりました。
その当時の上司に『君の後に日本人スタッフ入れる必要ある?』と聞かれて、『無いです。最近、中国人が沢山、来てますし、日本人全然いませんので。』と答えた記憶があります。
2000年代から2010年代のパリ(日本人バブル崩壊)
アガサクリスティーの小説「そして誰もいなくなった」のように「そして日本人観光客は全くいなくなった」状態になりました。
その当時も、観光客自体はいたのですが、以前のようなブティックやデパートで豪勢に買い物をするお客様がいなくなったのです。
2010年代2016年のパリ(中国人バブル)
その頃、僕は転職をしました。
あるハイブランドで、そこでかろうじて日本人専門のスタッフに。
ブランドによっては、まだまだ日本人が強いとこもありましたので。
ただ、この時期から、日本人観光客の数は激減していきました…
そして、客の大部分が、中国人観光客になりました。
僕の同僚の日本人も減ってきて、中国人の同僚が増えてきました。
2016年から2024年現在のパリ(中国人バブル崩壊とインド時代の胎動を感じるわ)
中国人観光客がハイブランドを買い漁る状態。
これは2024年現在でも日本で起こっていることですね。
でも、2010年代のパリに比べたら全然だと思います。
ハイブランドの職場は、以前のような賑わいはなくなり、中国人の客はわずか。
中国人の客と言うよりは、中国人に転売をするRevendeur(パリに住んでいる中国人が商品を買って中国人に売る人)の方が多かったのを覚えています。
その当時から販売業界ではインドが中国を追い抜くだろうと噂されました。
王家の紋章のキャロルではありませんが
インド時代の胎動を感じるわ
です。笑
インド人って客としては最悪なんですけどね。笑
中国人のなんと分かりやすく簡単な事!
以上が【元ハイブランド販売員は見た】パリの販売現場の歴史と現状でした!
なお、僕の販売員経験からの『パリで派遣販売員とは?』『パリの販売員とは?』についても記事にしました。
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最後に
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特にパリ生活、ローマ生活、インド、メキシコ観光情報など、そして、パリ生活の自炊レシピについて発信しています。
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